“ママじゃない私” ポートレート

いつものあなたの、いつもと少しだけ違う顔。いろんなママたちの、「ママじゃない顔」ポートレート。

vol.11 吉田麗子 の 「ママじゃない私」 ポートレート

 

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吉田麗子さんは、福岡市の隣町、糟屋郡粕屋町ファイナンシャルプランナーをしています。2006年、20代最後のバースデイ記念に起業し、 FP事務所シナリオ を立ち上げました。保険や貯蓄、資産運用やローンのメリット・デメリットを生かした家計のマネーバランス相談や、ファイナンシャルプランニング等の活動のほか、セミナーの講師をつとめたり、リビング紙などでマネーコーナーの執筆も行っています。

・・・と、この文章を読んだだけで「う、ちょっと難しそう・・・」と思うんですが、インタビュアー・エミと麗子さんの出会いは、昨春、エミ主催で行われた「大河ドラマのプチ・オフ会」でした(何やってんでしょうね私も…笑)。それを楽しんでくれた麗子さんが、今度は同じ年の秋、「福岡のママの“あまちゃんオフ会」を企画。私も子どもを連れてまで参戦し、熱く朝ドラについて語ったわけです。
で、これが会うの3回目。ほとんどドラマの話しかしたことない(笑)麗子さんに、今日はいろいろ聞いちゃうぞ! 事務所にお邪魔しました。


 

 

◆彼女がファイナンシャル・プランナーになったワケ

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―――どっちかっていうと堅い仕事ですよね。女性の自営業っていうと、なんとなく美容や健康、お料理系が多いようなイメージが・・・

あ、そっち系が全然ダメっていうのもあって(笑)。

―――そういうこと?(笑) 

私、子どものときから結婚願望が強くて、やりたい仕事とか全然なかったんですよ。なんとなく就職して、ダンナさんとは大学時代から付き合ってたので、「早よもらってくれんかいな」ぐらい思ってた。

―――えー! そっちかー! ダンナさん、大学時代の出会いでしたっけ?

そう、大学は別なんだけど、同じ居酒屋でバイトしてて。ダンナが27、私が26で結婚。

結婚がゴールだと思ってたんですよ。結婚してから、その後の人生が長いことにびっくりして、途方に暮れて(笑)。ダンナさんが転職して間もなかったから、お給料もそんなに・・・そこで「ダンナさんのお給料だけじゃ、やっていけないんだ」って初めて気づいた(笑)。


―――えぇー、意外ですね~。今の姿からは想像できない。

独身最後の仕事が、損害保険の営業事務だったんだけど、それもたまたま雇ってもらった、って感じで。すごく勉強しなくちゃいけなくて・・・ほんと“あまちゃん”だったので、「こんな仕事ありえない」って思ってた。だから、お金ないから仕事探さな、って派遣会社に登録したときも、「損保以外で」って書いてたの。

―――せっかく経験者なのに(笑)。

「ほんとにイヤなんです」って(笑)。で、続々と落とされるんだよね、面接。やっぱり新婚だと、すぐ子どもができて辞めてしまうと思われるらしくて。それで、「あー、雇ってもらえないなら、自分で仕事作るしかないな」って。

―――じゃあ、最初から「起業しよう」っていう考えがあって、FPの勉強を始めたんですね!

資格のユーキャンとか見て、「貿易・・・英語がダメ。フラワーアレンジメント・・・センスがない」って感じで見ていって。

―――いちお、ひと通り、全部見たんだ(笑)

そう、残ったのがFPだった。あ、これなら多少は経験もあるし、結婚後、まさに人生設計を考えてる時期で、健康保険とか生命保険とか、家計とか・・・

――― 一気にいろいろきますよね。

窓口も、ハローワーク役所、元の会社とか…「これはどこに聞けばいいの?」とか「どっちを選んだほうが自分に合ってるのかな?」とか。そういうのを、「吉田さんの場合は…」って教えてくれる人がいたらいいなと思って、それがFPなんだな、って。

ダンナが「60で退職したらさー」、あ、10年くらい前だから、“60才で退職”と思ってる時代ね(笑)。「退職したら、タイでオープンカフェやろうや!」って。「や、私、今からの人生の長さで途方にくれとるのに、60才の夢を語られても」って思ったんだけど(笑)、でもなんか、自分で考えて先の人生を作っていくって楽しいのかな、って。


―――ダンナさんは、起業のこと、「本気か?!」って感じじゃなかったですか?

勉強したり人に教えてもらいに行ったり、行動するのは「(こいつ)らしいな」って。それでお金を稼げるようになったらすごいと思う、って言われた。



◆奮闘! 修行&駆け出し時代

 

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(事務所の本棚の一部。柔らかな本から専門的な本まで並んでいる)


―――勉強はすいすい進みました? 

FPって60点以上(で合格)なので、とりあえず資格に受かろうと思って。資格イコール実務では絶対ないから、実務は、実務やってる人に聞けばいいや、と。すっごく薄い、ペラッペラのテキスト買って。お金もないし、一番安いやつ(笑)。で、模試とか受けたらちょうどいい感じ。

―――ちょうど、60点か70点くらい(笑)。

そうそう、「これよ、これ」って(笑)。

―――実務の修行はどんなふうに?

いろんなFPさんの仕事ぶりを見たり、話を聞きに行ったり、FPになりたい人向けのセミナーとか・・・。知り合った方が自分のFPさんにすごく満足してるっておっしゃると、「良い仕事されてる人なんだろうな」って思って、会いに行ったり。

今はそのFPさんに教えてもらったFPのネットワーク 「NPO法人日本マネーバランスFP協会」 に所属してます。仲間や先輩がいることで、ノウハウ教えてもらったりアドバイスもらったり…自分の経験は薄っぺらいものでも、そこに上乗せさせるものがあるから。


―――お客さんは、最初、どうやって見つけたんですか?

セミナー。もともと地元じゃないから、人とのつながりもない。だからカルチャーセンターとか市民センターとかにセミナーの企画書を出して。

―――企画書も、審査とか面接とかありますよね?

うん、面接までいかなかったところもあるし、「面白いですね、うちでやってみませんか」って合格したところも。

―――セミナーのテーマとかも、先輩にアドバイス受けたりしながら? 

そう。そこはやっぱり手探りだよね。

―――そこが大変ですよね。会社組織だったら、とりあえず採用してもらえたら、あとは与えられた仕事を最低限こなせば、最初から決まったお給料が入るでしょ。起業だと、どうしていいかわかんない中から、一つずつ手探りで・・・。くじけそうなときはなかったですか? 

戻る、やめるっていう選択肢はなかった! なんでかわかんないけど。

―――やっぱり、向いてたのかな。

組織の中でやっていくの苦手だったしね。

―――そうなんだ? でも起業するまでは、組織で働いてたんですよね?

うん、だけど合わないなって思った。基本的に根っから性格が生意気なので。

―――(笑) 


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―――初めてお会いしたときに、やっぱり堂々とされてるうえ、「すごい喋っちゃってごめんね、初対面とか全然緊張しないタイプだから・・・」って言葉がすごく印象的で。「わー、緊張しないんだ!」って。最初の頃からそうだったんですか?

緊張したした、セミナーも最初はガチガチだったし、面談も、年齢が上の人は苦手だった。場数よね。やっぱり。

―――お客様はみんな、悩みや不安を抱えて来られるわけですよね。聞いていて、しんどくなることはない?

全然。むしろ、すごい元気とハッピーとワクワクをもらう感じ! やっぱり、年会費を払ってでもお金の相談をしたいっていう人は、お金に対してものすごくポジティブなんですよ。「ここにもう少しプロのアドバイスが入ったら、よりうまくいくんじゃないか」みたいに考えてる人が多い。

―――なるほどー、お客様自身が主体的なんですね。あのー、シロートながらインタビュアーのはしくれとして尋ねたいんですけど、お客様の話を聞くとき、気を付けてることはありますか? 

そうねー、「決めつけない」。

―――(ちひろ) あー、それ、うれしいかもー!

「こういうタイプはこういうふうに考えるだろう」と決めつけない。私、もともとそんなふうにカテゴライズしちゃうタイプで。あるとき、私の文章を読んだ先輩に「思いが強すぎる。決めつけて、読者を突き放してしまっている」って言われて。「あー、相談を受けてるときもそうかもな」と思って、それからは、「感じる」! 皮膚とか体で、お客様の言うことを感じるようにしてる。

―――皮膚で(笑)。頭で理解しようとしない、ってことですね。

人間って、もとをただせば肛門と口と腸だけのなんちゃらバクテリアみたいなのから始まってるんでしょ? 脳は、500何万年前とかから・・・しょせん、大したことないんだよね脳なんて。皮膚で感じる方がいいの(笑)

―――(エミ・ちひろ) おもしろーい!!



◆オフは意外に出不精、そしてドラマ話

 

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―――のんびりする時間って、あります? ボーッとするとか、ダラーッとするとか・・・。土曜日もお仕事なら、日曜日は、「じゃあ家族で出かけよう!」とか、なりますよね?

うち、夫婦して出不精なんで、ずーっと出かけてるってないかも。朝はのーんびりして昼から動こうとか、朝早く出たら3時くらいにはもう帰ってきて「はい、きゅうけーい!」、そのままダラー、みたいな。

―――あ、うちもけっこうそのタイプかも。

―――(ちひろ) うちもー。

よかったー、みんなけっこう、一日中アクティブに過ごしてるイメージある。私たちにはその体力と気力はないから(笑)。

―――ドラマとかはどの時間で見てるんですか? 録画で?

録画だね。あいた時間にひとりで見たり、日曜の朝にパパと見たり。『あまちゃん』や『ごちそうさん』は、子どもと一緒に見て、じゃあ保育園行こうか、みたいな。

―――『花子とアン』はお互いにリタイアでしたね。

『官兵衛』は(視聴)続いてる? エミさん。

―――やめそう(笑) 録画が2週分たまってる。でも、『マッサン』は面白そうだから見てみましょうよ。(註:取材は9/24に行いました)

私も昨日、番宣見た! あー、玉鉄だー!って。問題は泉ピン子だな。「渡鬼」見ない人だから私。

―――前田吟まで出てる。ピン子と夫婦なんだよね。その辺で「渡鬼」層をつかみたいんでしょうね、「えー、主役、外国人なの?」的な中高年層を、ピン子でつなぎとめる(笑)。

―――(ちひろ) 根強いからねーあの世代(笑)

―――脚本は『フラガール』とかの人だからけっこう信頼できそう。やっぱ脚本よね、俳優が好きなだけじゃ見続けられない。『官兵衛』だって岡田くんも中谷美紀も好きだけど・・・

そうそう、中谷美紀をあんなふうに使ったらいかん! あんな薄っぺらい役!!

(・・・・と、以下延々と続くんですが割愛(笑))

 

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(「お昼を食べに行きましょう」と、外へ。この日はあいにくの雨でしたが、麗子さん、この先のベンチが好きで、ひとりで座ってボーッとすることもあるそうです。)

 

粕屋町で「ごった煮」なコミュニティ

 

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JR原町駅のすぐそばにある、駅前カフェ3ca8カジュアルだけど心がこもってる、って感じの店内で、とにかく居心地がよいのです。麗子さんはハンバーガー、ちひろはオムライス、エミはカレーライスのそれぞれランチセットをオーダー。おいしかったー。アフターコーヒー&ティーはお代わり自由!


 

―――娘さんたちの出産前後は、お仕事はどんなふうに?

個別の面談は、2か月3か月くらいから再開。もともとのお客様だけね。新規のお客様は一年経つぐらいから受け始めて。

―――じゃ、そのときからもう保育園

一時預かり。2時間だけとか。預ける直前に飲ませて、預けて、「あ、なんか張ってきたよ」ぐらいで迎えに行く(笑)。

―――なんかほら、facebookで見たんだけど、運動会のとき、講演かな? お仕事と重なってたでしょ?

あ、小学校の運動会ね。来年入学する子たちの種目があって、長女が対象で。そんなのあるって全然知らなかったのよ。そしたら友だちが「見とっちゃーよ」って言ってくれて。

―――ありがたいですねぇ。

もう、周りに助けられて助けられて、そして助けられて、みたいな。

―――人にお願いするのも、始めはハードル高いですよね。子どもが生まれるまでは、自分でなんとかできるものだから。

そう。でも、うち、両家(じぃじ・ばぁば)が遠方だから、頼らないと子育てやっていけない。それがわかって、人に甘えることを覚えた。今が人生で一番、人の助けが必要な時期だと思って。若干、甘え過ぎてるかも(笑)。

―――facebook見てても、子育て関係もお仕事関係も、地域のイベントとかによく参加されてますよね。そういうのもやっぱり、子どもが生まれてから?

そうだね。こんな時代なので、地域の人たちにうちの子たちを知ってほしいってのもある。防犯的な意味も含めて。

―――見かけたら、ちょっと声かけてもらえるとか、いいよね。

知ってる大人がいると、子どもたちも居心地いいかな、とも思うしね。

―――所属してる「かすや経営研究会」は? 商工会的なもの?

似てるけど、もっとアットホームな感じかな。あのね、商工会とか同友会みたいな会って、勉強会も集まりも、基本的に全部夜なの。

―――ああ、夜だと母親は・・・。

行けないでしょ。でも、「かすや経営研究会」は平日の昼間にやってるの。

―――参加しやすいですね。

それに、少人数だから、質問もしやすいしアドバイスもたくさんもらえる。人口4万5千人の粕屋町という小さなコミュニティで、背伸びせず、フットワーク軽く、地域密着で・・・私のペースに合ってるなって思う。

私の仕事って、サラリーマンの方でも、経営者の方でも、個人個人の素顔と向き合っていくっていう意味では、ちょっと特殊な仕事でもあるのよね。ママ友や、facebookや、「かすや経営研究会」などなど、いろんなものを通じて、いろんな立場の人の、個人個人の繋がりが広がっていくのが、最近すごく好き。


―――つながりが広がるって、可能性が広がっていくことですよねぇ。 

今はね、そういう(つなげる)目的で、週1回、この店で「ひる会」っていうランチ会をやってるんですよ。

―――(ちひろ) 面白い場所ですよね、ここ。おばちゃん同士や高齢のご夫婦、小さい子ども連れ、それに麗子さんみたいなビジネスマン、いろーんな人が来てて。

私ね、ママはママたちだけで集まる、じいちゃんばあちゃんは じいちゃんばあちゃんだけ、シングルはシングルだけ、男の経営者は男の経営者だけ、サラリーマン家庭はサラリーマン家庭だけで集まる・・・ってのが、あんまり好きじゃなくて。

―――すっごくよくわかる。同じ層だけだと、なんか息苦しくなってくるよね。前提が同じだけに、変なジェラシーが出てきたり、視野が狭くなったり、「他の立場の人にはわからないわよね」みたいな排他的な空気が生まれてきたり・・・

ね。だから、ごった煮、ごちゃごちゃなコミュニティがすごく好きで、私の周りはそういうふうにしていきたいな、って。名刺をもった企業の人も、一般消費者も、これから仕事をしようって人も、ママたちも、子どものいない夫婦も・・・いろんな人たちがごちゃごちゃいるコミュニティ

――(ちひろ) ちょっと話すだけでとか、同じ場所に居合わせるだけで、全然変わってくるもんね。

そうそう、実際に話してみたら、「あ、なんだ全然話せるやん」って思うんだけどそういう機会がないと、どうしても同じ人たちだけで固まっちゃうんだよね。粕屋はね、もともとの分母が少ない町だからこそ、割とそれが可能な感じかな、って。

 

 

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( 駅前カフェ3ca8 可愛くあたたかい雰囲気の店内。地域の人々も老若男女気兼ねなく入れて、それぞれの時間を楽しめる雰囲気でした。隣では英会話教室もあっていて可愛い子供達のコミュニティーでもある)

 

  

 

◆新たなステージへ踏み出してます

 

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麗子さん、仕事では今年、新しい分野に進出しています。これまでは一般(給与所得者)家庭からの相談がメインだったところ、経営者の方の相談も受けるように。経営者って聞くと、何かすごいなって思っちゃうんですが・・・

 

きっかけはね、サラリーマン家庭の家計の相談って、みんな基本的に土曜日にいらっしゃるのね。土曜日がまわんなくなっちゃって(笑)。そしたら、本部の人が「そろそろ麗子ちゃんも経営者の相談を受けんさい。経営者なら仕事の一環として、平日に来てくれるけぇ(広島弁)」って。はぁーなるほど、と。

―――そういうこと?(笑) 

それに経営者の人って、みんな話し好きで、話が面白い! 知らないこともたくさん教えてくれるし、すごく勉強になる。

―――そうでしょうね(笑)。でも、お金をいただいて、経営者・・・つまり事業の相談を受ける以上、すごい責任ですよね?

もちろん。勉強もする。でも、そこを追い込むのは好きかも。仕事を受けたら、あとは残された時間でいかにそれを実現するか、って考えるから、「できるかなどうかな、できないかも」とかは、あんまり考えない。

―――ああ、考えないんだ!

面白そうと思ったら、それこそ肌の直感で! 自分ひとりでやるんじゃないしね。先輩にも聞くし、社労士さんや税理士さんとも一緒にやるし。

経営者の方の相談を受けたいと思ってFPを始めたわけじゃないんだけど・・・お金に関する不安を解消してもらって、その人自身がもっと楽しく生活できる、そういう大人が増えれば、子どもたちもそれを見て、将来が楽しみになる。そういうのが私のライフワークだと思ってるのね。それが、今まではサラリーマン家庭に限定されていたのが、プラス経営者ファミリーも入ったのかな、と。

―――対象が広がったんですね。

まだほんの数件だけど、それでもゼロとは違うかなと思って。

―――大きな変化ですね。今後を考えてもワクワクしてきますね。麗子さん、「ママじゃな」にも、モデルさん紹介してください!

うんうん。どんな人がいい?

―――あのねー、むしろ、普通っぽい人がいいかも。見るからにキラキラしてる人ばっかりになると・・・

疲れるよね、そういう世界(笑)。

―――わかります?!

わかるわかる。福岡って育児の情報も多いし、若いママが「みんな食生活とか生活習慣とかちゃんとしてて、エラい…」ってちょっと落ち込んだりしてるの見ることあるの。そういうときは、「私んとこにおいで!」って言ってる。私を見たら安心するはず、めっちゃダメ母だから(笑)。

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(事務所の棚には娘さん達からの母の日のプレゼントが♡)



(おわり。)

 

 

       

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(奥の自宅スペースの壁。浅田真央羽生結弦オリンピック時の新聞の切り抜きも。娘さんたちがチョキペタしたそうで。麗子さんとエミには「フィギュアスケートオタク気味」という共通点もあります(笑)。麗子さん、なぜプーさんと共に写真に収まったのかは…「わかるヤツだけわかればいい。」(←by 『あまちゃん』より)。(答え: 羽生選手といえばプーさんなんですよ!)

 

[編集後記]
インタビュー: イノウエ エミ
麗子さんの話すげー面白い! 抱腹絶倒、という表現がぴったりの3時間ほどで、私もちひろちゃんも、何度も笑い転げてました(笑)。お金のプロ/アドバイザーと面談を…というと、なんとなく先生の言うことを拝聴しなきゃいけないような雰囲気をイメージしちゃうんですけど、少なくとも麗子さんの場合は違うんだろうな、と。もちろんプロだからきっちり成果を上げるべく、責任をもってお仕事していても、なんせ、子どもからママから経営者まで、「ごった煮」が理想の人なんで、教える人・教えられる人みたいな上下関係とかって、ハナッから頭にないですね多分。

「組織が苦手」な彼女が、今、年齢や性別・立場にこだわらないつながりをどんどん作っていっているのも興味深いです。人と人とがつながったり集まったりを、「拘束される」のではなく、自由で風通し良くやっていけたら、と、みんな望んでいるはず、そしてそれは、気持ち次第で案外カンタンなことなのかも…。彼女の軽やかさを見ていると、そう思えてきます。垣根を作るのも、どかすのも、超えるのも、まずは自分の心の問題なんでしょうね。子どももお金も人生も、ドラマも浅田真央も、一緒くたに語って何の支障もないのです! ヤー!

写真: 橘 ちひろ
麗子さんの黒目がちな瞳がすごくキュートだったので、どうやったら(その黒目を!)捉える事が出来るのかな・・・と、色々な角度からたくさん撮っていた私です。でも麗子さんはあまり気にしないで自然体で居て下さっててすごく助けられました。ヨカッタ!

そんなこんなしてる間にも繰り広げられるお話がすごく興味深くて面白くて・・・。ファイナンシャルプランナーをされているということで、もう私の生活とはかけ離れたお話かと思っていたんですが、あれ、案外身近な話し・・・?将来の計画を立てるためにこれからどうすればいいのか・・・ってすごく夢が広がるワクワクする話だなと思いました。

写真編集作業はどの写真も好きで、今までにないくらいすごーーく迷いました(だって麗子さん、今までテレビや雑誌のカメラマンさんにもたくさん撮られていらっしゃるだろうと思うと・・・汗)。うん、でも最終的には私が感じた麗子さんで!