“ママじゃない私” ポートレート

いつものあなたの、いつもと少しだけ違う顔。いろんなママたちの、「ママじゃない顔」ポートレート。

皆さんの 「こんなこと実践してるよ」 をシェアします

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(最後、「あっ写真!」て気づいて、その場に残っていた人だけで撮りました~ 以下、今回も、撮影はすべて、橘ちひろちゃんです。)

 
 
・・・の最後に、皆さんに私から質問をして、書いてもらいました。
 
質問: 
「世の中、こうなってほしいなあ」「子どもには、こんなふうに育ってほしいなあ」などの思いから、身近で実践していること・気を付けていることはありませんか? どんな観点からでもOKです
 
「わかるわかる!」とか、「なるへそ~!(死語)」とか、「マネしたい!」と思えるようなご回答をたくさんいただいたので、シェアさせてくださいね。
-------(点線)に続くのは、私のコメントです。見づらくてすみません~! 以下、長いですがレッツゴー! 
 

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ジェンダーの観点から】

●男の子だから、女の子だからではなく、人として何が必要か考える(家事は全員必要なこと)

●我が子には、「女だから」「男だから」ということは絶対に言わないようにしてきたつもり。でもどこからかやはりジェンダーバイアスがかかり、家庭内の声かけだけでは足りないなあとも感じる。

●保育園の保護者会の役員さん。(会長の男性以外は)「○○ちゃん母」という記名でびっくり。全員、名前を書いてほしいと提案した。

---------わかります~。ブログやネット投稿等で、みずから「○○(←子どもの名前)ママ」と名乗ったり、ママ友同士でも、「○○ちゃんママ」と呼び合う姿に違和感があって、「ママじゃない私、ポートレート」というタイトルをつけたという経緯もあります!


●「ひと昔前とは社会も変わった。女性でも経済的自立は最低限必要だよ!」と、娘に中学生の頃から刷り込んできた。

●学生に会社などを紹介するとき、女性が活躍できている会社かどうか? 実際にその会社で働いている女性に聞くようにしている。

●「遠慮」は女性の美だと思っていたが、男女共同参画の学びを通じて、そうではないと気づきました。運営する女性コミュニティでは、自分の考えを語る時間を大切にしています。言葉にすることで「自分」という気づきが生まれていくことを実感しています。

----------特に、女性は男性に比べて(一般的に)、意見を表明する・求められる経験が少ないと感じます。自分の考えを言葉にすることで、「意見を求められない → 言わない → 言う必要がないから考えなくなる」という悲しい循環が断てますよね

LGBTの話題をありえないこととして笑い話にしない。我が子にも可能性があると考える。

●子どもをレインボーパレードに連れていく!

-------- 同様に、たとえばメイクしていたり、スカートを履いている芸能人男性を見て「チャラい」とか「変」とか言わないようにしています。
 


【子どもや家族に対して】

●子どもが集団などに迷惑をかけたとき、つい「なんでそんなことしたの?」と聞いてしまいそうになるが、「何をしたかったの?」と聞くようにしている

-------これ、稲生のまりちゃんですね! 前に幼稚園の懇談会でこの話聞いたとき、心の中で「超いいね!」押したけど、すっかり忘れてた。実践します~!

●1日の始まりを大切にしている。朝食は家族そろって。その前にみんなでストレッチ! 心と体はつながっているから。「1日、1日を笑顔で」 その積み重ねが豊かな心を育てるのではないかな

●娘にとって祖父母と暮らしていたことがとても良かったようで、年配者慣れしていて、思いやれる。

●自分のやりたいことにどんどん突き進める子になってほしい。規範etcにとらわれないでほしい。自分の気持ちに正直にいてほしい。ごはんを食べながら、たわいない会話をしっかりする中で、上記を伝えるようにしている。

●子どもを遠慮なく夫に預ける。とはいっても、なかなか難しく、練習中。どうしても感じてしまう罪悪感を減らしたい

●「親」→「子ども」への縛りは強いとつくづく思う。30代、40代、50代になってもずっと、精神的には親の影響下にある。親が威圧的であってもそうでなくても同じ。自分は娘(長女)に「あなたが決めなさい!」「自由に生きるのよ!」「好きなことを見つけなさい」と、つい強く言ってしまうけれど、逆効果かも・・・。

---------あー、それホントに思います。環境からの刷り込みって本当に大きくて、その筆頭が親で、それはすごーーーく深く埋め込まれてるんですよね。良くも悪くも。一見、正しかったり素晴らしかったりする考え方であっても、押しつけてはいけないんだろうなあ。「子どもの心を育てる」って、教え込むのとは違うんでしょうね。難しいけど、大事な視点ですね。

●母、嫁、妻という社会通念の中の姿ではない自分・・・たとえば一人旅に行く姿などもどんどん見せている。自分を大事にすると、笑顔でいられる時間がとても多くなる。

●理不尽なことがあっても、どう対応していくのか、試行錯誤する姿を見せたい

●大人がいろんな姿を見せること、話すこと、一緒に時間を過ごすこと。近道はないと思う

--------「会社でこんな理不尽があった~」とか、「今こんなトラブルに直面している~」みたいな話も、子どもが大きくなってきたら、どんどんしていいんでしょうね。親が悩む姿、格闘する姿を見せるのも大切かも。
そして、「近道はない」というお言葉、首がもげそうなほど頷きたい。激しく同意です! 
育児に限らず、何事もそうだと思う、「○○と○○さえ、やればOK」、「○○というスローガンを唱えれば」、「○○が政権をとれば(○○政権を倒せば)」・・・・そういうハウツー思考や革命思想じゃなくて、忍耐強く、試行錯誤しながら一歩ずついくしかないのですよね。

 

【その他、いろいろな実践】

●隣人との会話を大切にする。腹を割って話す。

-------「腹を割って」というのがキモですね! 

●地元の人々、子ども会の(前)役員、夫の両親などなどに対して・・・自分の気持ちに正直に行動しているときのほうが、うまくいっている。仲間も増える。我慢しているときは何も考えられなかった。

●皆が分け隔てなくいきいきと生きる社会を希望。
会社で心がけていること・・・・あいさつ。円滑なコミュニケーションのため。目標を持ち、実践(行動)する力。

●仕事を効率的に進めて、会社に滞在する時間を短くしている。健康的な食生活の実践。

●会社の同じチームの男性社員がなるべく残業しないで帰るように常にうるさく言っている。自分の夫が早く帰って来るようになってとてもうれしいし、そもそも残業ってすごく効率悪いことが多いので。

-------会場でも言いましたが、「本気で(←重要!)効率的に働いて残業を減らす」って、その気になれば、もっとできる場合もあるんですよね! 勉強会後、ランチしながらのアフタートークでも出ていましたが。保育園の迎えや、夕食づくりを担う女性のほうが、効率性に関しては男性よりも死に物狂いで仕事をしている面はあるかもしれません。でも、男性の場合、「毎日定時で帰る社員はやる気がないとみなされる / 会社社会から浮く」みたいなこともあるんだろうなー。むーん。

●市民政治ネットでの活動を通じて地域政治に関わっている。「男女共同参画」に関心。でも、ネーミングどうにかならない?

-------「男女共同参画」ねぇ。かなり市民権を得たとは思いますが、硬ーい、よね。でも、もう20年以上(ぐらい?)変わってないってことは、良いネーミングが出てこないのかなぁ。なんか思いつく人いませんか?
 

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(勉強会主催の雁瀬さん(左)は、福岡市の男女共同参画サポーターもつとめていらっしゃいます)




さてさて、みなさま。
想像以上に、たくさんの、実のあるご回答をいただけて、うれしいです。

そもそものプレゼンを右から左で流し聞きしてたら、こういうのって身を入れて書く気にならないんじゃないかと思うので、私のひよっこなプレゼンに、よくよく耳を傾けていただいたのだなあ(←楽天的)と有難い限りです! 

自分でプレゼンするのは新しい経験でとても充実したけど、
ご回答を拝見しながら、やっぱり、人のご意見をうかがったり、こうしてレポートしたりするのも好きだなあ、やっていきたいなあと思いました。
 
みんな、それぞれにいろんなことを考えていて、それを持ち寄ったりシェアしたりするのって面白い! ほんと、みんないろいろ考えてる。なかなか、普段は話す機会がないけど。
だから、雁瀬さんの勉強会もそうですが、みんなの考えを持ち寄ってシェアできる場があるって、とても大切。それは、私たちの希望になるのではないかと思うのです。
 

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※ふと思い立ち。本記事と前記事のような、イベントレポート(写真付き)をお望みの方、いませんか? カメラマン:橘ちひろ と ライター:イノウエエミ にご相談くださーい。