“ママじゃない私” ポートレート

いつものあなたの、いつもと少しだけ違う顔。いろんなママたちの、「ママじゃない顔」ポートレート。

vol. 31 ごとうかおり の 「ママじゃない私」ポートレート

 

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ごとうかおりさんは、3人のお子さんのお母さん。いつも元気で、何事にも全力投球! そんな印象です。
2018年の家族のハイライトは?とたずねると、
「がんばって貯めたマイルで行った沖縄旅行! 宮古島ターコイズブルーの海に癒されました。子どもたちは『USA』(DA PUMP)にめっちゃハマり、2才の次男の踊りがたまらなくかわいい、メロメロの一年でした~」
とのこと!
リケジョ歴女な一面もあり、同じく歴史好きなエミとマニアックなトークも・・・(笑)

インタビュアー: イノウエエミ
写真: 橘ちひろ

 

自虐ネタ、けっこうやっちゃいます(笑)

 

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―――勉強会やイベントで何度かご一緒して、プライベートでお会いしたことはないけれど、実は後藤さんって、けっこうひょうきんな人じゃないですか?

どちらかといえばそうかも…。ウケを狙って、自虐ネタやったり(笑)。

―――え、自虐!(笑) 昔からですか?

昔からですね~。私、よく「いつも笑ってるように見える顔」って言われるんですけど…。

―――ほんと、チャームポイントですよね!

(ほうれい線から頬の膨らみを示して)このあたりが、ナンちゃんみたいでしょ。

―――ナンちゃん! そんな、まったく想像したことなかったけど、そう言われてみれば…(笑)

恥ずかしいから、すぐ自虐にもっていくみたいなとこあります(笑)。

―――自分でネタにしちゃうんですね(笑)。
人からは、明るくマジメなイメージを持たれるとのことですが。

はい。小学校のときは児童会の副会長をしたり、中学生の時もどちらかというと真面目で。高校ではそうでもなかったんですけど・・・。

―――高校で何が起きたんだ(笑)。ダンナさんは高校の同級生でしたっけ?

そうなんです。だから、高校の友だちはだいたい夫のことも知ってますね。

―――いつから付きあってたんですか?(興味津々)

高2の春に、私が「あの人かっこいい~」と思って友だちに紹介してもらって。

―――ひゅう!

それから1年くらいつきあって卒業したあと、私が愛知県、彼は大阪に進学。しばらくして別れちゃったんですが、同郷だから何となく連絡は取り合っていて、まあ、いろいろありましたが、結局結婚しました(笑)。

―――は~。長い歴史があるんですね。結婚したのは…?

27歳。出会って十年ですね。私、こんな性格だから、彼くらいしか(結婚しようだなんて)言ってくれないだろうなって。

―――いやいやいや、そんなことない。そんなこと言っちゃだめですよ。
ともかく、やっぱり運命の人というか、ご縁があったんでしょうね。

どういう人なのか昔から知っているから、安心感はありましたね。

―――アンケートのご回答によると「夫が家事に協力的なので助かっています。子どもとの接し方は私よりうまい部分もあるので、パートナーとして無くてはならない存在です」と書いてあって。ダンナさんにも見せてあげたい部分ですね(笑)。

◆夫婦ゲンカの原因はいつも家事!

 

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――― 一方で、ダンナさんには「おおざっぱ」と思われてるとか?

はい。今日も、私はパジャマをなおしてたつもりだったんですけど、ソファの上に置きっぱなしにしてて、ダンナから注意を受けました(笑)。

―――わかるなあ~。私もそういうタイプだから・・・。あんまり気にならないですよね、散らかっても。

自分が散らかしたのは気にならない。でも子供が散らかしたのは気になるかも(笑)。

―――確かにそうかも。人のことは気になるんですよね。その理屈で、ダンナは私たちにイラつくわけですよね(笑)。

彼には、片づけや家事に理想やこだわりがあるから、私がおおざっぱなのが苦痛で、私はそれに合わせるのが苦痛で、一時期ほんとに危なかったんです。もうダメかもと思ったこともありました。

―――ええっ、家事問題で?! 確かに、その積み重ねですもんね、結婚生活って…。
そこからよく持ち直しましたね。今は、家事育児は分担してるんですか?

掃除は夫が。私は、お互い仕事もしてて家にいる時間は短いから、掃除機は週末だけでいいんじゃない派なんですけど、夫は気になるらしく・・・。自分でするようになって、自然と交代しました(笑)。

―――それでいいんですよね! 適材適所ですよ。料理は後藤さんですよね。洗濯は?

洗濯も夫がやってます。あと、家計の管理とか・・・。

―――家事って、すっごくいろいろあるじゃないですか。家族の送り迎えやスケジュール管理とか、日用品の補充、衣替え・・・“見えない家事育児”まで考えてみて、分担に満足してますか?

昔に比べるとだいぶしてくれてるので、今はそれで満足してますね。昔より増えたな~って。そういうところ、ポジティブ思考なのかもです。

―――なるほどね~! 自然に増えていったんですか? 

いや~、やっぱり、いろいろケンカした結果ですね。ケンカの原因はほぼ家事の分担(笑)。私は「男女は公平であるべきだ」という考えなんですが、そう主張されると夫はいい気がしないらしく・・・。

―――正論なだけに、ダンナさんにしたらムッとしちゃうのかもですね~。

夫もとことん話し合わないと気が済まないタイプなので、朝6時まで話して、寝ずに会社に行ったこともあります(笑)。

―――すごーい!

そういう積み重ねで、ここまできました(笑)。

―――いや~、それってなかなかできないことだと思う!
話し合いをしてるようで、ダンナさんのほうが弁が立つから言いくるめちゃって終わり、っていうパターンが多い。そうすると、奥さんは「何を言っても言い負かされる」と思って、だんだん話し合うのをあきらめちゃうっていう・・・

ほんとはパワハラですけどね、それって。

―――ほんとそうですよね! でもかおりさんちは、ちゃんと話し合いの結果、分担が変わっていったのはすばらしい! 今度、その話し合いのプロセスをまとめてプレゼンしてください(笑)。

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◆ママというだけでみんな信じられます

 

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―――何かスポーツとかやってましたか?

中学の時にバスケしてて、高校のときはマネージャーしてたけど、あんまり運動は得意じゃないです(笑)。見るほうが好きかも。

―――へぇ、意外かも~。見るのは、何が好き?

高校野球が好きです。
短大に勤めていたころ、説明会などで九州各地に行ってたんですよね。知っている高校が甲子園に出るとうれしくて! 当時、今ホークス今宮くんが明豊高校から甲子園に行ったりして盛り上がっていて、おもしろいなあって思うようになりました。


―――ポジティブな印象のかおりさんですが、すごく落ち込んだときとか失敗したとき、どうやって立ち直っていきますか? 

昔はずっと引きずってましたね。あれこれ考えて、くよくよしてました。今は、すぐ忘れるようにしてます。

―――割と最近ですか?

そうですね ここ2、3年かな~、いや1、2年かもしれません。

―――「昔は女性が苦手だったけど、今はママというだけでその人を信じられるようになりました」って、アンケートの回答に書いてくれてましたよね。あれ、すごくいいな~と思いました。

小中学生のころは、女の子同士の陰口とか、グループに分かれて…みたいなのが苦手だったんです。
でも、大人になったら、女性だからわかる、女性にしかわからないことってありますよね。特に出産はすごく大きな出来事だし・・・


―――そして、出産からほとんど一日も休まず育て続けてるんですもんね~。

そうそう。そういうのをすごく感じるようになりました。
ママはみんな子どもを守りたい。立場や環境は変われど、皆さん、子どものためにがんばってるママたちばかりです。


―――ほんと、みんな忙しい毎日をがんばってる!!

この間、保育園の発表会があって。次男がかわいすぎて笑みがこぼれまくったんですけど(笑)。そういうとき、他のパパママが自分の子どもを愛おしそうに見ている笑顔も大好きで、とてもほっこり、幸せな気持ちになります。

◆「私がやらなきゃ、誰がやる?」と思って

 

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かおりさんは今秋、11年勤めた職場を退職し、新しい道へ進むことを決めました。
「社会を変えるアクションを起こしたい。女性や子育て世代、そして子どもたちが、未来に希望を感じられる社会を作りたい」
早良区から県政の道へ! 同世代のママのチャレンジを「ママじゃな」も心から応援しています。

 

―――仕事をしたり、何か活動をしているお母さんたちに共通のテーマだと思いますが、「自分がやりたいこと・やるべきこと」と、「そのために家をあけなければならない」ことについて、今どんなふうに考えてますか?

そうですね・・・たとえば授業参観を見に行けないときがあったり、そういうことは悩みですね。
今はがんばらないといけないときだから仕方がないんだけど、気持ちの上で割りきれない部分はあります。葛藤してモヤモヤしてる。
もし私が男性なら、家に帰ったらあったかいごはんが待っていて、子どもの世話も奥さんがしてくれて・・・なんて思っちゃったり・・・。


―――そうですよね。特に選挙期間中なんか、男性候補者だったら、料理も掃除も洗濯も子どもの世話もぜ~んぶ奥さんにやってもらっても、そこまでの罪悪感はないでしょうね。

私も、罪悪感を持つ必要はないのかもしれないですけど、何でこうなんだろう?って考えてしまいます。

―――それって、個人レベルでは解決できない問題ですよね。
子どもがいて仕事してたら、毎日をまわしていくのが精いっぱいなのが現実だもん。
今回、そういう環境の中からチャレンジすることを決めたのは、すごい飛躍だと思うんですよね。かおりさんの情熱の源は何ですか?

たぶん私、昔から正義感だけは強くて。おかしなことがまかり通ってるのが許せないと感じるんです。

―――正義感っていうのは…

偽善かもしれないけど・・・やっぱりおかしいと思うんですね。女性にとって、こんなに大変な世の中なのは。
そして、おかしいと思っていても、いろいろな事情でチャレンジできない女性も多いと思います。
我が家は、夫も賛成してくれた。「じゃあ、私がやらないで誰がやる?」と思ったんです。


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◆夫、褒められすぎだよね! by チーム・ママじゃな

 

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―――政治の世界にチャレンジすること、ダンナさんが賛成してくれたっていうのは、すごいですよね。

よく言われます。

―――でも、あんまりにもそう言われ続けると、だんだんイラッとしてきませんか?(笑)

―――(ちひろ)ほんとにそう! あんまりにも言われるとさ~。

―――ちひろちゃん、いきなり入ってきたね(笑)。ちひろちゃんも、夜、撮影に出たりすることけっこうあるから、言われるんでしょ。

―――(ちひろ)ダンナさんかわいそう、とかさ~。

―――私もよく言われるよ。夫がよくごはん作ってくれるからさ。「ダンナさんえらいね~」って。いや、世の中のお母さんは毎日まいにち普通にごはん作ってるけどそんなに褒められてないよね?とか思っちゃう。

うちも、ダンナが掃除や洗濯してるので、「ダンナさんえらいね~」は言われますね(笑)。

―――感謝はしてるよ。してるけど、夫、褒められすぎだよね!

―――(ちひろ)なんか、他の人から言われるとね~。

こういう話で盛り上がるとは(笑)

―――ご自分のお母さんはどうですか?

ああ、一番反対してるかもしれないです。

―――やっぱり心配ですよね。

田舎特有の、しがらみが強い政治をイメージしてるし、やっぱり平凡な道を歩んでほしいと思ってるんだと思います。

―――やっぱり親は、子どもには普通の幸せを望むものですよね。

◆幸村かっこいい! 信長強い!

 

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―――もともと、史跡巡りが趣味だとか。

はい。夫も好きなんですよね、戦国時代。共通の趣味です。

―――戦国にハマったのは、何がきっかけですか?

夫が大阪の学校に行っていたので、大阪城に行ったんですよ。そしたら真田幸村がかっこよくて。

―――えーっと、かっこいいっていうのは?(笑) 真田幸村がいたんですか?

あ、屏風があるんですよ。大阪冬の陣、夏の陣の絵が描いてあって。

―――ほうほう、それがかっこよかったんですね。

幸村が、圧倒的に不利な状況にもかかわらず、圧倒的に強い家康に立ち向かう様子が描かれてるんですよね。自分の信じたものや志のために諦めずに戦う、その姿がかっこいい!と思って。

―――わかります、わかります。大河『真田丸』でも、そうでした!

それで、「お城って面白いね~」と城巡りを初めて、同時にゲームの「信長の野望」もやったりして・・・

―――私もやってましたよ、『信長の野望』! 

エミさんもですか!

―――大学時代、授業そっちのけで戦三昧の日々。天下統一したときの喜びといったら・・・!

誰で天下統一しました?

―――最初、信長で統一して、次は別の大名でやろうと思って長曾我部元親とかでやり始めるんですけど、あまりの弱さにびっくり。

わかります~! 私、大分出身なんで、大友宗麟でやるんですけど、信長の領土がすごくて、それ以上進めなくなる!

―――信長、超絶、強いですよね!!!(力説)

実際の城跡も、150くらい行ったかなあ・・・。

―――すごいですね! 城跡って、草に埋もれてるようなところもあるじゃないですか。今まで行った中ですごくハードだったところはどこですか?

あ~、毛利元就の居城で、広島吉田郡山城はハードでしたね。

―――有名ですね! 大河ドラマにもよく出てくる。

ものすごい山の上にあるんですよ。想像よりはるかにきつくて、あれから夫と「山城には気をつけようね」って・・・

―――登山的な(笑)。

城が趣味なのか、登山が趣味なのかという世界です(笑)。

―――頂上まで行ったんですか?

行きました! 

―――いいなあ! いつか一緒に城巡りの旅をしましょう!

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(おわり。)

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【編集後記】

インタビュー:イノウエ エミ

とある勉強会でお会いしたとき、かおりさんの第一印象は「わ、めっちゃおしゃれな人!」。なにげないアイテムでもいつもこなれた着こなしで、彼女のスタイリングを見るのは私のひそかな楽しみなのです。

そんな彼女の心に秘めた挑戦を聞いたときは、びっくりしました! いつも礼儀正しくて真面目で、実は熱い方だな~と思ってはいたけど、待機児童になりそうでも、3度の育休をとってでも続けてきたお仕事を辞めて、圧倒的に女性がマイノリティである政治の世界にチャレンジするって・・・並大抵の決意ではない!! 
んで、ちょっとお話を聞いてるだけでも、子どもたちを抱えながら、地盤や看板やカバン(お金!)があるわけでもない女性が政治活動をするのは、本当に大変!!! これは、人ごとではありません。かおりさんのようなチャレンジャーを私たちがどこまで応援できるか? それが、【ママじゃな】世代子どもたちが生きやすい社会になるかどうかに大きくかかわってくるのだと思います。

ともかくも、今回、チャーミングなお写真とエピソードをいっぱい載せることができてうれしい♡ かおりさんはとてもすてきな人です♡

かおりさんのページです →  ごとうかおり - ホーム | Facebook


写真: 橘 ちひろ

はじめて会った時「わー!かわいい!」と思いました。気取らないナチュラルな可愛さ!
それはお話していても変わらず、でも、ざっくばらんにお話してくれて面白いかったです。
平日でも人の多いカフェ付きの本屋さん、私の「あそこに立って」「こっち見て」「もい一回、もうちょっと!」
という撮影にもニコニコ応じて下さって、とてもいい撮影が出来ました。
どの写真もかおりさんらしくてお気に入りです(^^♪