“ママじゃない私” ポートレート

いつものあなたの、いつもと少しだけ違う顔。いろんなママたちの、「ママじゃない顔」ポートレート。

夏の歌が聞こえる (その3)

こんにちは。ディズニーショップで財布のヒモをゆるめてきたエミです。

お盆のはじめ、「ママじゃな」読者の主力層である福岡のみなさんの中には、週間天気予報にすべて雨マークがついているのを見て絶望した方も多いのではないでしょうか。他の地域の台風や大雨の様子を見れば、このぐらいガマンしないでどーする、とは思いつつ、この天気では海にも山にも川にもいけませんものね。

でも、私たちには音楽がある! NHK&民放各局の夏の音楽特番はひととおり終わりましたが(そしてだいたいひととおり見た俗な私ですが笑)、まだまだ、あなたの知らない夏のグッドミュージックがここにあるかもしれませんよ!!

◆11.夏が来た! (渡辺美里 1991)



たーぼーさんからの「夏の1曲」です。
渡辺美里の夏うたといえば、サマータイムブルースもありますが、こっちで、きましたねー。
「“もう友達じゃないきみがいる”って歌詞を聴く瞬間、10代に戻ってる」
ってたーぼーさんのコメント、すてきですね。

私も小学生のころ、渡辺美里すごく聴いてました。
「女の人が歌ってるのに少年性がある」ってのに、すごく惹かれたんじゃないかと思います。
この歌も、少女の視点なんですが、雰囲気は少年っぽくもある。
女の子言葉を使わないってのもあるんだけど、やっぱりこの人の声と表現の仕方も大きいですよね。

 

◆12.あの夏の花火 (DREAMS COME TRUE 1992)



めぐみさんの夏うたです。あー、それがあった!!って叫んだよ。
「この曲が収録されたアルバム『The swinging star』は全曲、ほとんどソラで歌える」
って30代半ばの女子は少なくないはず! モンスターアルバム。

冒頭から、圧倒的です。

遠くから胸震わす 音が響いてくる 蒸し暑い闇の向こうが焼けている
閃光が呼び覚ました あの夏の花火を
川風が運んだ火薬のにおいを
人であふれる堤防 はぐれないように
間近で見た10号玉 まばたきを忘れた

 この描写力! 小説か?!っていう。
「10号玉」の部分が、耳からはどうしても聞き取れなくて、あとで歌詞カード見て「ああ」って思った記憶が。
んで、冒頭から、メロディーも、やたら不穏でね。
美和ちゃんの歌唱力も含め、このころのドリカムって、
とにかく型破りというか、異形の存在ってイメージでした。

 

◆13.サマーヌード (真心ブラザーズ 1995)



しょーこちゃんからのリクエストです。
真心ブラザーズのね!」 と念押しされました笑
そうそう、たくさんの人にカバーされている曲ですもんね。ふふふ…(以下自粛)。
お、クラムボンのver.もあるの? それは聴いてみたいな。
なんにせよ、真心さんも夏のイメージのあるバンドですね。

「髪の毛で、唇で、他の誰かの感触を思い出してるくせに隠してる彼女、
 ほんとは気づいているけど気づかないふりをしてる僕、
 ふたりで子どものようにはしゃぎすぎてる…」

って歌詞のモチーフが、「んもう、この、どМが!!」ってキュンキュンきます。
若い日の恋って切なすぎる。年とってよかった。

 

◆14.僕らの夏の夢 (山下達郎 2009)



たなかまさん に教えてもらった夏うた。
「DJ→ラジオ番組リクエスト→ハガキ」って思考回路とのことで、
ハガキで(しかも真夜中に書いたらしい)リクエストしてくれました、愉快な人です(笑)。
「映画サマーウォーズとセットで!」 と注釈がついています。
そのとおり、映画のために書かれた曲で、
何か大きな冒険が始まりそうな冒頭部分から、
抑えた調子でのカタルシスで胸をつかむラストの大サビまで、
名人芸でありながら、印象はあくまでピュア。
本当に音楽に愛された、そして音楽を愛する人。惚れ惚れだわよ!

 

◆15.Cecilla (The Esso Trinidad Steel Band 1971)



同じく、たなかまさんに教えてもらった曲。
バンド名にピンとこなかったんですけど、聴いてみたら、あー、あれね!ってなります。
「どの曲でも、音が夏の脳みそゆるーい感なので」と、ほんとそのとおりー。
音質は悪いけど、パフォーマンスが見られるこっちの動画もおすすめです。


同じくカバー曲の「I want you back」もすごくいいので検索してみてね。

◆16.真夏の果実 (サザンオールスターズ 1990)


サザンは、つべにはカバーしか上がらないのでごめんなさいね)

おお、ついにきましたね、サザンが。
「最近、職場でこの曲がよく大音量で流れている」という、れいこさんが推薦(?)してくれたんですが、
稲村ジェーンや、コカ・コーラのCMに出てた加勢大周を思い出して…」
ってコメントに盛大に噴いた私です。加勢大周、懐かしすぎる!!
何はともあれ、大定番のこの曲、私は大好きですね。
サザンの好きな曲ベスト5に入るな、うん。いいの、ベタで。

「四六時中も好きといって」って歌詞を、当時、ものすご詩的だなーと思ってました。
その直後、砂に書いた名前を消しちゃうもんだから、
「四六時中なんて絶対無理」っていう現実が浮き彫りになって、切ないのなんの。

◆17.メロディ (サザンオールスターズ 1985)



おお、続きますね、サザンが。
「“雨のセプテンバー”って言ってるから夏の曲じゃないけど夏に聴きたくなる」
と、かしわいさん。わかります。
だって、
「いい女には夏がまた来る」だもんね。
夏の恋が終わって泣いてる人を慰めてる歌。
彼女の心の中では、まだ夏は終わっとらんとですよ!!

 

 

◆18.Ocean (東方神起 2013)



しんみりした曲が続きましたが、夏はまだ終わっとらんですよー!!
盛り上がっていきましょうーーー!!
・・・って、あれ? ついてきてます? みなさん。
私、好きなんです、実は。東方神起
そう、私はポップカルチャーの奴隷…

導入部はバカっぽいわ、
「夏が笑ってる」とか、「赤い光 僕を照らす」とか、
「波をいくつ乗り越えて 僕らは夢を追いかける」とか、

メタファー的にも、ポエトリー的にも、文法的にも、
ちょっと許せない表現(笑)の連発だわで、最初は「しんど!」と思ったんですが、
気づいたら大好きになってたんです、ああ、神様…(ざんげ?)
ちなみに、私の息子4才1か月は、「ウガー チャカー オラー ギミビー!」
の最後「Give me beat」のとこを、「おっぱい」って歌ってます。

 

◆19.ナギイチ (NMB48  2012)


さあ、トリを飾るのは、我らがママじゃなの撮影担当、橘ちひろの夏うたです!
ECDとかドスモッコスとか休みの国とか・・・ああ、you tubeにない」と悲しみつつ、
アイドル部門に心を切り替えたようです(笑)
「あー 可愛いー」って、メロメロ、でれでれしてます(笑)

NMBは、今年の「イビサガール」も大好きですね~。
曲も振りつけもすんごいかわいくて、目移りしまくり!

ええ、私も大好きでしてね、48グループ。
みんなでいるのを見てもかわいいし、ひとりひとりを見てもかわいいし…
そっかー、私とちひろちゃんって、これもひとつ、共通点なのね、と再認識。

◆いかがでしたか?


今回じゃんじゃん紹介してみましたが、いかがでしたか?

you tubeで音楽聴くのって、どこか罪悪感もある30代半ばの旧人類(死語)ですが、
こうやって、気軽に、好きな曲を紹介できたり共有したりできるって、面白いですよね。

ほんと十人十色、いろんな夏うたがあるもので、教えてもらうの、すごく楽しかったです!
ありがとうございましたー!
「あー、これ私も好き」とか、「この曲知らなかったけどすごくイイ!」とか、
なにか感想いただけたりしたら、めちゃくちゃうれしいです。

雨が続いても夏はあちこちにいます。お互い楽しく過ごしたいものですね♪
お相手は、あなたの心のDJ、エミでした(と昭和ふうに終わる)。


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(撮影 橘ちひろ